20万の椅子

とある遺品整理の話4

こういう仕事をしているとよくあるんですが、貴重品と思われるものは色々と出てきます。

もちろん家族の形見分けのものもあると思うのですが、「現金」もよく出てきたりします。

 

その中にも「え!?」っという場所にあった例です。

 

今回の案件は何年も住んでいない、ご自宅の二階。1階は飲食店を経営していたようです。

リフォームを考えているから2階だけを片付けたいとのこと。

 

2階だけでも3DKはある大きな家です。

経験上、病院ではなくこの部屋で亡くなっているなというのがわかります。刑事じゃないですが、「ニオイ」ってやつです。

そこは寝室。

 

何部屋もある場合、1箇所を空けて仕分けスペースを作っていくのが鉄則です。

私はその寝室から片付けていきました。

 

かなり荒れた状況だったため、手前にあるものからどんどんと作業をしていきます。

 

化粧台が有りました。

 

おそらく奥さんが使っていたものなんでしょう。

 

 

化粧台の椅子って中になにか荷物が入れられますよね?

 

 

その椅子の中になんと20万が入っていました。

 

 

封筒に入っていましたが、ところどころネズミに食われています。

 

 

もちろんお客さんに渡して、今回の作業料金がペイできた!と喜んでいました。

 

 

ネズミに食われるほどほったらかしだったということは、本人もへそくりの存在を忘れていたんでしょうね。

 

 

そのへそくりが残された家族の役にたったようです。

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酒井宏幸

アールチェンジ株式会社 代表取締役

北京オリンピックが始まる10数年前からリサイクル業界携わり、同時に遺品整理の業務を始めることになった。不用品回収、生前整理、遺品整理、オークション販売(国内・海外)、AmazonFBAなどの業務実績が多数ある。

・古物商許可

・産業廃棄物収集運搬業

・1級空き家管理士、遺品整理士、生前整理アドバイザー